看護部

外来や入院生活、地域を支える看護部のご紹介です。

総看護長のメッセージ

熊谷生協病院は、1953年に小児診療所として開設しました。
現在は小児から高齢者まで、幅広い世代に対する医療を行っています。

患者様の生活は地域にあります。
私たちは、地域の「産み・育み・看とる」力と、地域の人々のヒューマンネットワークをつなぎ、安心して暮らすことのできる明るいまちづくりをすすめています。

病気だけを看るのではなく、最後までその人らしい暮らしができる地域をつくるための看護を目指しています。急性期・慢性期・在宅の全てに関わる看護師を育成し、地域での生活を意識した質の高い看護を実践していきます。

熊谷生協病院総看護長

看護部の理念

患者様・利用者様の心に寄り添い、あたたかい看護と介護を、患者様・利用者様の参加の中で創ります。
私たちは、昨日より今日、そして今日より明日が、幸福であると実感できる、看護と介護の提供を目指します。

看護部の方針

  • 患者・組合員・地域の方々と、ともにつくる医療をめざします。
  • 一人ひとりがその人らしく、地域で過ごすことができるよう支援します。
  • 総合看護力(※)を身につけ、質の高い看護を提供します。
  • 安心・安全な看護・介護を実践します。
  • 職員一人ひとりを大切にし、働き続けられる職場づくりをします。

※総合看護力とは:

  • 保健医療福祉をめぐる情勢をつかみ、対応できる能力
  • 疾病構造の変化をとらえ、応用展開できる能力
  • 組合員、患者・利用者の人権を尊重し行動できる能力
  • 自己の能力開発に取り組む事ができる能力
  • 経営の視点から看護のあり方を考え、実践できる能力
  • ともに育ち合う関係づくりができる能力

「医療生協さいたま看護政策」第3版(2023年6月)より

外来

内科外来では、主に高血圧・糖尿病・脂質代謝異常症などの慢性疾患の患者様に対し、年間計画に基づいた相談や指導を行っています。

小児科外来では、子どもの生活相談・生活指導も視野に入れた小児医療を提供しています。

訪問診療では、在宅で療養されている方のご自宅に医師とともに訪問し、安心した在宅生活が送れるよう支援しています。

2階 療養病棟

医療療養:55床の病棟です。

経管栄養(経鼻・胃ろう)、中心静脈栄養、酸素療法、頻回な痰吸引、がん終末期の緩和ケアなど、医療処置が必要な方が多くいらっしゃいます。寝たきりの方が大多数ですが、リハビリをしながらその人らしい療養生活を送ることができるよう、多職種で連携し、個性を重視したさまざまな日常生活の支援をしています。

例:
経口摂取が困難な患者様でも、お楽しみとしてゼリーを口から摂取する。
経鼻カテーテルでの栄養管理から、経口摂取へ移行できるように支援する。

最後まで口から食べるということにこだわり、歯科衛生士、歯科往診、摂食嚥下リハビリを取り入れ、口腔ケアやお口の体操に取り組んでいます。

レクリエーションにも力を入れています。介護士を中心に、毎月の誕生日会や季節ごとの行事を行っています。

3階 病棟

一般病床:10床、地域包括ケア病床:40床 計50床の病棟です。

肺炎、心不全、尿路感染、食思不振の原因精査など、さまざまな疾患の治療を行っています。
救急搬入後の緊急入院から治療・リハビリ目的の入院、在宅酸素療法(HOT)導入、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査入院、在宅調整目的の入院まで、多岐にわたる患者様を受け入れています。

在宅で療養されている訪問診療の患者様とそのご家族様を支援し、地域医療を支える重要な役割を担っています。患者様やご家族様の日常生活を支え、寄り添う看護を目指しています。

特定看護師について

特定看護師が在籍しており、一部「診療の補助」業務を実施しています。

①厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」により要請された特定看護師が21区分38の特定行為において、医師の包括的指示(手順書)により一定の診察の補助(特定行為)を実施しています。

■特定行為区分 特定行為

  • 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
    気管カニューレの交換
  • ろう孔管理関連
    胃ろうカテーテル
  • 創傷管理関連 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
    脱水症状に対する輸液による補正

②「良質活適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部改正する法律」の公布により、各職業団体による告示研修を受けた職員が、医師の具体的指示のもと一部診療業務を実施しています。

■当院が実施している一部診療の補助業務

  • 静脈路の確保とそれに関する常務