A:一般健診・特定健診・人間ドック・がん検診など、それぞれの健(検)診には自分の健康状態をチェックすることで自覚症状がない状態での病気の早期発見や生活習慣の見直しのための「気づき」を与えてくれます。
一般健診は6ヶ月~1年に1度、特定健診は年に1度、人間ドックは年に1度、がん検診は1~2年に1度受診することが推奨されています。
人間ドックやがん検診では誕生日の月に毎年予約し受診することも一案です。
何か症状がある場合は、健(検)診ではなく保険証を持って医療機関(病院やクリニック)で気になるところを診てもらってください。
健康診断(健診)よくある質問
Ⅰ 健診前(予約から受診まで)について
A:現在9月まで予約を受け付けております(2024.6.1現在)。
詳しくは健診センター(048-525-4687)にお問い合わせください。
A:定期検診は約1時間、特定健診(メタボ健診)は約1.5~2時間、人間ドックは約2~3時間程度を目安にしてください。
A:健診は自由診療ですので、原則として保険は適用されません。ただし、健診を受診した結果、再検査・要精密検査で病院を受診する場合は保険が適用されます。
A:人間ドックは法的な義務はなく個人の意思で受診する任意の健康診断です。各種健康診断と人間ドックはどちらも「身体の状態をチェックする」意味では同じですが、大きな違いは検査内容が大きく異なり、検査項目が多くなりオプション項目を含めさまざまなコースが用意されていることです。
各種「健康診断」には、労働安全衛生法で定められている「定期健康診断」のほか、40歳~74歳までの医療保険の加入者(被保険者・被扶養者)に義務付けられた「特定健康診査(メタボ健診)」や、後期高齢者健康診査
(都道府県単位:各地域広域連合が定める)などがあります。
A:予約制です。健診と同じ日には行っておりません。 病院代表番号(048-524-3841)へお問い合わせください。
A:風邪をひいたり体調が悪いときには無理をせずに、日程の変更をお願いします。 健診センター(048-525-4687)へご相談ください。
A:靴下は履いていただいてかまいませんが、正しい測定・検査を実施するために、検査項目により脱いでいただくこともございます。ストッキング、スキニーパンツ、ボディスーツなどの着脱に時間がかかるものは、あらかじめ避けてください。
A:事前に主治医にご相談いただくのが原則です。一般的には高血圧、喘息、精神科などの薬(てんかんのお薬や安定剤)を服用されている方は受診日の朝6時までに少量の水や白湯で服用してかまいません。
糖尿病治療中(内服・注射)の薬は健診終了まで控えてください。
血液をサラサラにするお薬を内服されている方で、胃内視鏡検査を受診される方は、必ずかかりつけ医に相談し、一時的に中止してよいか確認してください。
A:採便日は検査当日から3日前までの便が望ましいとされています(やむを得ない場合は4~5日以内のものでもかまいません)。採便後は冷暗所に保管してください。
A:生理の場合は尿潜血や便潜血で陽性となり再検査が必要となることがあるため、生理中は尿検査や便検査はできません。
A:検査はできます。ただし、乳腺X線写真(マンモグラフィ)検査では月経前症候群などで乳房の張りが強いと、検査(乳房を圧迫するため)による痛みが増す可能性があります。痛みが心配な場合は日程の変更をおすすめします。
A:受付にお申し出ください。MRIや乳房X線写真(マンモグラフィ)検査等の検査はでません。
A:健診コースの内容によっては受けられない場合もあります。とくに腹囲測定や放射線検査(胸部X線・胸部CT・胃バリウム検査・マンモグラフィ・骨密度)・胃内視鏡検査・子宮がん検査は受けられません。スタッフにご相談ください。
A:放射線による被ばくリスクよりも健(検)診の利益の方が上回ると判断した上で実施されています。1回の胸部撮影での被ばく線量は少なく、これ位の線量では人体に影響が現れることはありません。安心して検査を受けてください。
A:一人でロビーなどで待てる年齢のお子様でしたら可能です。ご予約の際にお知らせください。託児所はございません。
A:駐車場/駐輪場もあり、無料でご利用いただけます。
A:MUFG,NICOS,VISA,Mastercard、JCB、American Express、JCBデビット、Visaデビットをご使用いただけます。Pay Payなどのバーコード決済の対応はしておりません。
Ⅱ 検査内容について
胃の検査
A:胃の検査がない場合でも、血液検査や腹部超音波検査などで絶食が必要です。但し、ご予約コースにより異なりますので、注意事項を必ずご確認してください。ご不明な点があればご相談ください。
A:それぞれの検査に長所・短所がありますが、胃カメラの方が消化管を直接観察できるため微小な病変や早期がんの発見に優れておりお勧めしています。
A:口からスコープを挿入する経口方式では喉に麻酔をします。これは嘔吐反射と喉の痛みを抑えることが目的です。鼻からスコープを挿入する経鼻方式では鼻の中にスプレーで麻酔をします。
A:国が定める胃がん検診では40歳以上、1年に一度の受診が推奨されています。個人によって異なりますので、前回の結果や医師の指示も踏まえご相談ください。
乳房X線写真(マンモグラフィ)検査
A:一般的に40歳未満の女性は乳房超音波(エコー)検査を、40歳以上では乳房X線写真(マンモグラフィ)検査が勧められています。これは乳腺の発達度合いによるものです。
※当院では健診での乳房超音波(エコー)検査は行っておりません。
A:厚生労働省では乳がん検診の受診間隔について2年に一度のマンモグラフィ検査での受診を推奨しています。1回の検査で乳房が受ける放射線の量はごくわずかなので、身体に与える影響はほとんどないと言われています。安心して検査を受けてください。
A:乳房を胸壁からなるべく離すために強く引っ張りながら押さえますので、痛みを感じられる方もいらっしゃいます。痛み方も個人差がありますので、リラックスすることで少し改善できます。また、しっかりと圧迫をすることでよりよい写真を取ることができ、エックス線の被ばく線量も少なくなります。よりよい写真を撮るためには、圧迫は必要なのでご協力をお願いします。
A:私たちは普段の生活をしているなかで大気中や飲食物などから自然放射線を意識せずに受けており、年間一人あたりの線量は平均で2.1~2.4ミリシーベルトと推定されています。
マンモグラフィで受ける乳房の被ばくは、日本人の平均的な乳房で一回の撮影で0.05~0.15ミリシーベルトくらいといわれています。エックス線検査ですので少しの被ばくは伴いますが、乳房だけという部分的なものなので特にこの検査によって何か身体に影響がでるという値ではありません。安心して検査をお受けください。
乳房超音波(エコー)検査
※当院では健診での乳房超音波(エコー)検査は行っておりません。
A:乳房超音波(エコー)検査では良性の乳腺症やしこりのようなものから、乳がんの腫瘤まで、早期に発見することができます。40歳未満の女性ではとくに推奨されています。
A:1. 痛みはまったくありません。
2. 手に触れない数ミリのしこりを見つけ出すことができます。
3. 超音波を使用しているためX線のような被ばくはありません。
4. 乳腺組織の発達している40歳未満の方に特には適した検査です。
5. しかし検査をする人の技量の差が出やすく、石灰化を伴う乳がんの評価は難しいといわれています。そのため乳房X線写真(マンモグラフィ)検査との併用が勧められています。
腹部超音波(エコー)検査
A:腹部超音波検査は腹部エコー検査ともいわれ、超音波(エコー)を当てて腹腔内の様子を確認する検査です。妊娠時のエコー検査と同じものなので、安全な検査です。身体的な負担は小さく、短時間で検査ができます。検査では一般的に、肝臓・胆のう・腎臓、すい臓、脾臓・大動脈の検査を実施しています。腹部超音波(エコー)検査を定期的に受診することで、肝臓がんや脂肪肝、胆石、腎がん、膵臓がんなどの発見につながります。
また下腹部の検査では前立腺肥大、子宮筋腫、卵巣のう腫などもわかります。年1回の定期的な検査をお勧めします。
血液検査
A:腫瘍マーカー検査は血液でがんのリスクを調べます。体内に腫瘍が存在すると特殊な物質が作られ血中に出現するため、がんの存在を疑うのに有用な検査です。主な腫瘍マーカーにはCEA、AFP、CA19-9、CA125、CA15-3、SCC、CYFRA、PSAなどがあります。詳細は検査スタッフにご相談ください。
オプション検査
A:予約が必要です。事前に予約してください。
Ⅲ 受診後の結果について
A:概ね3週間ほどで郵送いたします。
但し、健診コースの種類や追加されたオプション項目により通常より日数がかかる場合がございます。
A:翌日(24時間後)になっても便通がない場合は、健診センター(048-525-4687)までお電話ください。症状をお伺いし、対処法をお伝えいたします。
A:『要精密検査』判定の方は必ず医療機関(病院やクリニック)を受診して頂く必要があります。
医師の診察やさらに詳しい検査を行い、病気の診断や治療の必要があるかなどを判断されますので、必ず受診をしてください。
受診先のご相談、紹介状(診療情報提供書)発行については、ご相談ください。
A:画像データはご希望があればお渡しが可能です(料金がかかります)。
検査結果の再発行はできませんが、コピーをお渡しします(コピー代がかかります)。
個人情報となりますので、必ずご本人様よりお問い合わせください。
A:健(検)診や人間ドックで用いられる基準値は、「基準範囲」ともいわれ、一般に健康であると考えられる人々の検査データを統計学的に算出した数値のことです。
このデータは健康な成人(基準個体)から得られた検体を測定し、その分布曲線から上限と下限の2.5%ずつを除外した残りの95%の人の数値が「基準範囲」とされています。
つまり「健康と考えられる人の95%が含まれる範囲」が基準値ということになります。
以前は「正常値」・「正常範囲」という用語が使われていましたが、「正常値」という表現ですとその値の範囲にあれば正常であって病気がないと考えられ得ること、逆にその値の範囲から外れると『異常』であると認識され得る可能性があることから、表現が妥当でないと考えられ、「基準値」という用語が新たに採用されました。